マンションを買取業者に売却する流れ
当社のこれまでの経験でも、買取業者への売却は即日です。短期間で現金化できます。買い替えなどでも有効です。
宣伝活動を実施しないので、周囲を気にせずプライバシーを確保しながら、秘密で不動産を販売できます。
通常は契約不適合責任を免責で売却できますので、故障・不具合の心配も不要です。
当社であれば売却の仲介手数料は無料です。通常の仲介業者に任せても、お金がもったいないですので、ぜひ当社にご相談ください。
公開日: 更新日:
author:春日秀典
買取は内見・即購入ですので、
目次
セールス前の物件調査・需要調査・売却委託
物件を調べる
ご相談をいただいたら、まずは価格の目線を検討するため、潜在需要の調査と価格動向の確認を行います。この動向調査は、2~3日で終えることもできます。この段階では、査定というレベルではありません。
売却委託
見通しにご納得いただけましたら、正式にご売却をご依頼ください。当社とお客様で委任契約をご締結いただきます。この契約は当社が活動を行う根拠となります。「媒介契約」といいます。 媒介契約を締結した時点では、費用は発生しません。
売却を受託しますと、まず、売却のご相談をいただいた不動産の調査を行います。基本的な物件データの確認です。お客様がデータをお持ちですと大変助かります。ご購入時や日常生活で取得した情報があるはずです。購入時の情報とは「売買契約書」「重要事項説明書」などです。日常生活で取得した情報とは、「今期のローン返済見込み」「管理規約」などです。なくても公開資料で調べることはできますのでご安心ください。
不動産の調査は1週間程度です。ここまでは、費用は発生しません。
販売活動
買取での売却なら通常は判断は即日です。最終引渡まで1週間弱で進めることも可能です。さらに段取りよく進めれば、判断から引き渡しまでを即日で進めることも可能です。一般個人向けに売り出す場合、通常3か月前後の売却期間とされますので、スピード感は買取業者に売るメリットです。
紹介を開始する
調査をもとに、想定される買主候補者に対して複数、内々にご紹介活動を行います。この段階では、部屋番号など、具体的な状況は明示しません。簡単なデータだけです
ご希望の売却価格があればその金額を提示して、その金額を踏まえた検討の可否を確認してもらいます。
机上ベースですので、電話・メールでのご紹介にとどまります。ただ、具体性がありませんので、まだ商談が熱くなることはありません。後々商談があつくなってくると、価格は上がってきますが、それは先の話です。
価格アップに向けての活動
買取業は競争の激しい世界です。当社のような小規模会社にまでも、日々、複数の業者さんがアプローチをしてきます。もちろん、これまでの数百件の取引の中で開拓した優良な買取業者様もいます。
買取業者が提示する価格は、そのときどきのタイミングや物件のタイプで強弱があります。在庫が少なかったり、商品の方針にあう物件ならば、強い価格を提示することがあります。ファミリーが強い業者さん、都心が好きな業者さん、いろいろあります。
どれだけ広く紹介して、そのときに強い買い意欲を持っている業者さんを見つけるかが、価格アップ交渉のカギです。この点で、仲介業者に売却を依頼する意義はあるかもしれません。「興味ある」「興味なし」を相談しながら、購入希望を確認していきます。インテリックスさんやスターマイカさんのような上場級の会社さんは幅広く対応しますが、特徴がありすぎる物件はさけることもあります。また、担当者ごとに得意不得意があります。売り先は丁寧に見極めなければなりません。
内見の対応
購入希望がある会社様で、金額提示が上位となりそうな会社様に、室内を見学していただく流れを作ります。
実際の見学をするのはプロですので、1組の見学時間は30分前後で終わります。寸法を測ったり、設備の劣化状況を確認したりします。複数の見学でも、数時間で終わります。
早い会社はその日の晩には購入希望の具体的な提示が入ります。
杉並区の某所のこのマンションも当社が買取業者さんに向けて仲介した物件でした。6社くらいだったと記憶していますが、複数の業者さんをご紹介しました。業者さまごとにエントランスで待ち合わせて、対応しました。
商談・交渉
購入希望の提示がありますので、交渉業務を行います。複数で競合が生じれば、天秤にかけながら進めます。
買主様のご意向に対し、ご方針を伺い、ご意向を確認して、諸々を相談しながら詰めを行います。商談としての条件交渉の能力はもちろんですが、予想される問題点を考えながら詰めていくことが重要です。特に宿題事項がなければ、商談は2~3日で詰まるはずです。
交渉の落としどころが見えてきましたら、売却先を選定して、次のプロセスの準備です。つまり契約締結の準備の開始です。
本当にてきぱきと進めると、売却のご相談から1~2週間で売却先を決めることも可能です。お客様のスケジュールしだいですので、数週間かかることもあります。
売買契約と決済
商談が合意になりますと、いよいよ契約です。
契約準備
契約準備では、「重要事項説明書」「売買契約書」を作成いたします。書面を作成する途中でも、いろいろ疑問点が出ることがありますので、詳細の交渉がある場合があります。通常の感覚では準備の期間は1~2週間です。早めることも可能です。遅くしたい事情があれば、ご相談ください。
交渉中・商談中の段階では、費用は発生しません
契約の締結
契約締結のときには、売主に重要事項説明の書面を交付して宅地建物士による説明を行います。 売主には書面の交付だけです。
売買条件をまとめた「不動産売買契約書」の確認を行います。問題がなければ、売買契約書に売主、買主の双方に署名・捺印をいただいだき、手付金を受領します(売主様は領収書を交付します)。これにて売買契約が成立です。 売買契約は1~2時間のはずです。
ここで初めて売却の費用が発生します。売買契約のときに印紙代(後述)がかかります。
契約不適合免責
個人に売る場合、多くの契約条項では、欠陥が発見された場合には責任を負わねばなりません。これに対して買取の売却ではこの責任を回避する条項を入れることがほとんどです。逆の視点で見ると、買取に売ることは、リスクに対する保険と買うということも考えることができます。これ買取に売る大きなポイントです。
資金受領・引渡し
売買契約の締結後からお引渡しまでの間、下記のような作業を行います。売主様のご負担が最小限になるよう、売主様と相談しながら業務を代行します。
決済までの準備
- ご売却物件に抵当権が付いている場合は、その抹消の対応
- 司法書士の手配、打ち合わせの対応
- 精算金の計算と合意の対応
決済までの準備期間は決まりはありません。通常は1~2カ月なのですが、早めることは可能です。極端な場合、1週間以下でも対応可能な場合があります。一方で、買主は事業ですから、先が長いと買い手候補が少なくなります。打ち合わせた期日に決済を行います。買主様から代金を受け取り、鍵と権利関係の書類を交付します。
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この記事の作者
私が担当します:春日秀典
2010年から(株)ロータス不動産代表。ヤマト住建(株)等OB。宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター他。早稲田大(法)95年卒。在学中は早大英語会に所属。
(株)ロータス不動産について
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ロータス不動産は2010年創業で着実に実績を重ねてきました。「ロータス」とは英語で「蓮の花」のことで、良い水先案内人として、美しい花を咲かせる存在でありたいという思いを重ねています。