ロータス不動産が仲介手数料を無料や割引にできる物件の見分け方
author:春日秀典
1社のみが広告を扱っている物件は、『専任返し』『囲い込み』など、不公正な状況の可能性があるので、当社のような独立系の業者が関与できず、客付けができない可能性があります。
複数の業者が広告を出している物件は、公正な物件であることが明確で、当社のような独立系の業者が独自に仲介手数料無料や割引の判断が可能です。
原則として、商品として販売されている物件は手数料無料となり、個人で販売されている物件は手数料半額となる可能性が高いです。
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目次
手数料無料(半額)の可否を広告で見分けたい
広告の出方を確認することで、手数料無料・半額にできるかを判断できる場合があります。ここでいう広告は、スーモやライフルホームズなどポータルサイトに限りません。各業者の自社サイト、折込チラシ、電柱看板、店頭掲示なども含まれます。これら多様な広告形態を根拠に、ロータス不動産での無料・半額の可否を判定できます。しています。
複数の不動産業者から広告されている物件
どう見ても同じ物件が複数の不動産業者から広告されていることがあります。この場合は囲い込みがされていないため、当社ロータス不動産では仲介手数料無料・半額の対象物件となります。ぜひご相談ください。
複数業者が広告しているケースは、いずれにせよ健全で公正な販売状態にあるといえます。広告の見た目は同じように見えますので判断できませんが、細かいことを言いますと以下のどちらかの状態です。
ロータス不動産においては、このような複数広告の物件を、仲介手数料無料または半額の対象としてご案内することが可能です。
上記の画像のように同じ間取り・面積・フロアの物件が複数広告されていれば、同一物件の可能性が高く、この場合は当社で無料または半額対応が可能です。価格表示が微妙に違う場合もありますが、それは業者ごとの入力タイミングの差です。
ときどき、「売れないから複数業者が扱っている」と誤解されるお客様もいます。「出回り物件ですよ!」などと言われ、業者に洗脳されているかもしれません。これは単に売主の成功体験で、間口を広げたほうが早く売れると考えているだけにすぎません。大きな売主業者の場合によく見られます。
なお、「同じ業者が複数の媒体で出している」のとは異なりますので、ご注意ください。
1社のみが広告している物件
広告が1社のみから出ている場合、その物件は「専任媒介」である可能性が高いです。売主や元付業者が他社の広告を認めていないため、当社ロータス不動産も客付け業者として共同仲介に入ることになります。ロータス不動産においては、この場合は仲介手数料無料では対応できず、半額でのご案内となります。
物件によっては「囲い込み」されている物件もあります。お客様にとっては選択できる業者が限られるということですね。囲い込み中の広告は、他社客付けを拒否しているため、当社では無料対応はできず、対応できない物件もあります。
広告の記述内容から手数料無料を見分ける
当社で仲介無料対応できるのは「商品として販売されている物件」です。広告をよく見ると、そのサインが現れています。この広告の記述内容をもとに、ロータス不動産で手数料無料が可能か、一件ごとに判断できます。
リノベーション済み物件は手数料無料
広告に「リノベーション済」「リフォーム済」と記載があり、未入居であれば商品物件です。当社では無料で対応できます。囲い込み中は例外ですが、多くの場合無料対象です。
新築の建売は手数料無料
新築建売住宅も商品物件ですので当社では原則として仲介無料での対応が可能です。広告に「建売」「土地付き一戸建て住宅」なども同様の意味です。ただ後述しますが、「専任」「専属」と表示されている場合は半額対応となります。
広告に消費税が表示されている物件は商品
消費税が課税されている物件は業者が売主=商品物件です。当社では仲介手数料無料で対応できる場合が多いです。ロータス不動産で手数料無料になるかの重要な推定材料となります。実は、不動産取引においては、個人が売主となる物件は消費税が課税されません。つまり消費税の課税の有無で商品だと判断ができますので、手数料無料になる可能性が高いです。
「売主は当社グループ会社」と書いてある物件
商品として販売されている物件のなかでも、販売子会社のような位置づけで、売主の関連会社が題している広告もあります。これは個別確認が必要です。手数料無料、半額、もしくは対応できない場合があります。
「当社売主」と広告に書いてある物件
これも個別確認が必要です。各売主会社の方針で売り方が千差万別だからです。売主会社の社長の成功体験によって変わると言っても過言ではありません。手数料無料、半額、もしくは対応できない場合があります。ただ、小さな売主会社ほど自社で売り切ろうという傾向がみられます。その場合はロータス不動産では取り扱いができない場合もあります。個別にご確認をお願いいたします。
個人の所有物件は手数料半額
無料ではなく半額(約1.5%)となる物件もあります。ロータス不動産においては、個人所有物件を原則として半額対応とし、お客様のご負担を軽減しています。次のようなケースの広告の記述内容から、仲介手数料半額に該当する物件の類型をご案内します。
ただ、広告ではわかりづらいこともあるので、当社に見積もりをご依頼いただければ簡単に判別できます。
居住中と記載されている物件は個人売主
居住中とあれば個人売主です。当社では半額で対応いたします。
現況売りと記載されている物件は個人が所有
まったくリフォームがない状態で販売されている、現況有姿と言われる物件があります。この状態での売出しは個人売主が多く、当社での対応は半額となります。本当に単なる不動産業者による転売の物件もあります。このタイプの物件は手数料無料になる可能性があります。
数年前にリフォームされた物件は個人が所有
広告でリフォーム済とあるが数年前の出来事で、どうやら入居履歴がある物件があります。これは間違いなく個人が売主です。当社では半額対応です。
専任媒介と記載されている物件
専任物件の広告は、当社が客付け業者として関与するため半額対応です。ただし物件によっては囲い込みをされていることもあるので、個別の確認が必要です。
不動産の「売る」「買う」の正しい判断をお助けするため正しい情報を提供するブログです。不動産屋の社長が2010年の創業から運営しています。
この記事の作者- 書いた人
春日秀典
- 資格
宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター FP 住宅ローンアドバイザー
- ご挨拶
新築・中古を問わず、分譲マンションや戸建ての販売・開発に20年以上携わってきました。専門知識が欠かせない不動産の世界だからこそ、宅地建物取引士や公認不動産コンサルティングマスターなどの資格を活かして、日々の業務に取り組んでいます。
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