ロータス不動産が仲介手数料無料でできる理由(からくり)
author:春日秀典
当社がなぜ手数料無料にできるかといえば、『売主業者様からの仲介手数料があるので、買主様は不要にしている』というものです。これが手数料無料にできるビジネスモデルの理由(カラクリ)です。
東京なら、売主からだけでも、それなりに高額の仲介手数料になります。したがって、条件に合致すれば、あらゆる物件で仲介手数料0円が可能です。
手数料無料にならない物件は手数料半額ですが、いずれにせよ条件に合う物件なら当社に依頼するメリットは大きいです。具体的な物件の手数料見積もりは、手数料見積もりからご相談可能です。
【YouTube動画】ロータス不動産の代表こと、私、春日秀典が動画でもご説明しています。お時間がない皆様はこちらもどうぞ!
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ロータス不動産は条件に合う物件なら仲介手数料無料です。免許番号(4)と実績は豊富で、オンライン化と企業努力も積み重ねています。経験豊富で説明責任(仲介責任)を的確に対応でできる当社にご相談いただければと思います。
目次
ロータス不動産が仲介手数料無料にできる理由
同じ物件なのに、どうして仲介手数料が無料にできるか、不思議もしくは、不安に感じる人もいらっしゃるかもしれませんね。理由の説明をお聞きいただければ、すぐにご納得いただけると思います。
結論からいうと、当社の仲介手数料無料の仕組みいたってシンプルで、「業者である売主さんからもらえるので、買主さんへの請求は不要」というしくみです。これに加え、過剰な経費の原因となる非合理的な手法を避けて、ネットの販売など、合理的な手法に注力しています。
売主様からもらう
「売主様から手数料をいただき、買主様に対して免除するビジネスモデル」は、いわば、広告代わりに売主様は手数料を払うという構図です。従来型の業者さんは「買主と売主から両方3%」というものでした。
売主様が手数料を支払うという構成は、米国の仲介業者のモデルに近いかもしれません。ロータス不動産では、2010年の創業後からこのモデルで業務を行ってきました。ですので、自信を持ってお勧めできます。
この仲介手数料無料の仕組みは新築戸建てでもマンションでも適用できます。

仲介手数料無料ビジネスモデルの関係図
業者間ネットワークを活用
リノベ住宅や建売住宅は商品住宅です。売主が業者の場合、当社はレインズのような不動産業者間の専用ネットワークを通して、売主と商談をしています。また、これまでの取引による人脈などのネットワークからも当社は販売協力を呼びかけられています。

売出しのリノベ住宅は売主がリノベ―ション業者であることがほとんど
従来型の仲介業者
しかし、当社が手数料無料にできる物件も、従来型の仲介業者は、売主に3%、買主に3%と、両方に手数料を請求しています。
ネット広告などで経費を節減する
仲介手数料無料とはいえ、実際に受領する仲介手数料は東京の物件ならばそれなりに大きな金額です。その意味では適切な利潤をいただいています。
ただ、両手の仲介業者と比べると、業務の効率化が必須です。そのため当社では、ネット中心の販売手法など、効率化を図っています。
手数料無料といっても、会社の規模と比べて、当社は、非常に多い集客を実践しています。これらは当社では検索エンジン最適化・ネットを中心とした広告により可能な手法です。また、手続きやローンの紹介などの対応は同じです。
しつこい営業をしない
当社は、代表のこれまで方針や不動産経験から、「しつこい営業」(人件費)は一切やりたくありません。そういうのもあり、過剰な経費をかけないという作戦をとっています。
世間のイメージと裏腹に、不動産仲介業は費用が結構かかる商売です。見た目を見栄えよくしておけば、なんとなく信頼してしまう方々も、残念ながら一定の確率で存在します。しつこさと裏腹ですが、熱心さをアピールするため若い営業マンを張り付かせることで、お客様をいい気分にさせることも可能です。
しかし、店舗運営費、広告費、営業マンの歩合のような費用が、すべて、コストとして跳ね返ってきます(⇒大手不動産が不正行為か流出する“爆弾データ”の衝撃)。とくに、「現地販売」は人件費、広告費などがかかり、しつこいセールスが欠かせません。
言い換えれば、見栄えよりも実質を重視し、取引の安全を大切にしたいお客様にこそ、仲介手数料無料のサービスは向いています。

しつこい営業をすることは社員にとってもストレス。つまり人員をつなぎとめるため、経費も掛かります。
お客様満足と効率の良さは両立する
たとえば、当社の特徴が出るのが、物件紹介と見学へのお誘いです。
従来の仲介業者であれば、新しい物件が出るたびに、営業電話をしてきます。会社によっては突然の訪問をすることもあります。これがいしつこい営業と感じさせる原因です。今までの不動産業者のやり方のままでは、コストはかかるのにお客様には不評となるという、変な状況になっています。
しかし、当社は物件の紹介はコンピュータ抽出した物件の自動送信をしますが、完全に合致するという確信がない物件以外は、個別に電話をかけたり、紹介をすることはありません。
気になる物件をネットや広告等で選択していただいて、お客様の興味が出た物件のみ、お客様の意思に基づき、お客様からの物件リクエストをお待ちしています。
違法の可能性が高いのでキャッシュバックまではしません
仲介手数料無料からさらに踏み込んで、キャッシュバックも行う仲介業者さんもいます。キャッシュバックの幅は最大で50%のようです。当社では対応していません。キャッシュバックを行うことの違法懸念があるためで、ここまで進むと「怪しい」と感じます。
面倒なので誰も告発せず、当事者は違法性をご承知ないので進められるものと思いますが、違法とは公正取引規約違反です。当社でも調べる前に一瞬だけ検討しましたが、自分の会社さえ大切にしないのに顧客を大切にするのかどうか、良識のある方々には不安を感じさせてしまうのではないかと思い、最終的には止めました。また、お客様側の行為としても、違法を幇助・加担するかという点も問題になります。キャッシュバックを行う業者が少数派であるのはこのような背景もあります。
手数料無料・割引になる物件の見分け方
この部分のくわしい解説は「仲介手数料無料や割引になる物件の見分け方」でもご紹介してます。ぜひご覧ください。
まず、原則として、どう見ても同じ物件が複数の不動産業者から広告がでている物件で、リノベーション(リフォームも含みます)・新築一戸建てならば、まず手数料割引(無料・半額など)になる物件といえます。複数の業者が扱っている物件は「物件の囲い込み」がされていないからです。「複数の媒体で同じ業者が出している」とは違いますので、ご注意ください。
この記事の冒頭で詳細をご説明しておりますが、【商品として販売されている物件】が仲介手数料無料となります。
ただし、商品物件でも、後述の「取引態様が「専任」「専属」」悪意の業者から囲い込みをされている物件は対応できません。
ちなみに、リフォームがない場合でも、業者が売主の物件は、手数料無料にすることが可能です。それがわかる情報が消費税の有無です。課税物件は業者が売主ですのですぐ判断できます。税込と価格に表示されていても同様です。ただし、消費税は内税で表記するのが慣例ですので、課税の有無を記述しない不動産業者も多く、判別しづらい場合もあります。
仲介手数料無料にならない主なケース
仲介手数料無料の仕組みは、多くの物件で適用できますが、 すべての物件が対象になるわけではありません。仲介手数料無料が適用されない主な理由は、 売主が支払う手数料の仕組み や 業界の慣習 によるものです。以下のようなケースでは手数料無料にならないことが多いため、事前に確認しておきましょう。
売主が個人の物件
[対象外理由]
不動産業者が売主の物件とは異なり、 個人が売主の場合は、仲介業者も買主から手数料を受け取る必要があります。対策としては「手数料半額」対応を検討するべきです。手数料無料が適用されなくても、 仲介手数料半額の物件もあるため、事前に確認しましょう。
- 居住用マンション・戸建てを個人が売却
- 相続物件などの個人売却
- 転勤などで売りに出された持ち家
「専任返し」の物件
[対象外理由]
「専任返し」とは、 売主側の仲介業者が、他の業者に仲介手数料を支払わないようにする仕組みです。このような物件は、 手数料無料を適用できません。
オープンハウスデベロップメントなどの大手不動産会社が売主の場合、基本的に仲介手数料無料にはなりません。なぜなら、これらの会社は 自社の販売ルート(オープンハウス等)を優先 しており、 販売力があるため他社の仲介手数料無料サービスを利用しなくても売れるためです。
価格が極端に安い物件
売買価格が極端に安い物件(例:500万円以下など)は、 業者が売主から受け取る手数料も少なく、無料にできないことがあります。
売却での仲介手数料無料ができる理由
売却時でも仲介手数料無料となるスキームはあります。価格を低めにして早期の売却を目指すのであれば、選択できる手法です。
買取業者への仲介
売却で仲介手数料無料にできるカラクリは、買取業者への売却の仲介に可能です。当社などが採用しているビジネスモデルです。買取業者は、物件を買い取り、リフォームや建築などで物件を加工しながら、収益を上げる業者です。当社などのビジネスモデルは、買取業者から仲介手数料を支払いをうけることができるので、売主個人様への手数料は免除できるというものです。上記でご案内した購入の仲介手数料無料の逆バージョンと言えるかもしれません。

買取業者はリフォームなどの加工をして売却します。
買取業者への売却で、高値を引き出すにはコツがあります。買取業者への売却は、売り先を限定1社にしてしまうと売却値段も安くなってしまいます。しかし、競売のように買取業者の間で競争させることができれば、価格面・条件面で良好なパフォーマンスを出すことができますので、早く売りたいというご希望に対しては、合理的な選択肢です。
プロの仲介業者を挟んで適確に売る醍醐味をぜひ体験してください。
不動産の「売る」「買う」の正しい判断をお助けするため正しい情報を提供するブログです。不動産屋の社長が2010年の創業から運営しています。
この記事の作者- 書いた人
春日秀典
- 資格
宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター FP 住宅ローンアドバイザー
- ご挨拶
新築・中古を問わず、分譲マンションや戸建ての販売・開発に20年以上携わってきました。専門知識が欠かせない不動産の世界だからこそ、宅地建物取引士や公認不動産コンサルティングマスターなどの資格を活かして、日々の業務に取り組んでいます。
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