大手仲介会社の提携ローンとの金利差はある?
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ロータス不動産
春日
このページでは大手仲介会社の提携ローンとの金利差はある?についてご案内します。
事例の検証
ネット銀行で著名なSBI住信ネット銀行を例に検証してみます。まず、最初に申し上げるべきは、団信などのサービスは同じです。差が生じる部分があるとすれば、金利です。
大手仲介業者の金利事例
0.387%
(基準金利:年2.775%)
- 全疾病対応
- 繰り上げ返済・金利タイプ変更の手数料無料
- 団体生活傷害保険も無料
住信SBIネット銀行の金利において、大手仲介業者の変動金利のケースでは確認できる範囲で0.387%という事例があります。0.387%という金利はかなり衝撃的で、実は筆者も驚いた記憶があります。
ただ、後述しますが、よくよく考えてみると、仲介手数料無料の方が有利ということに変わりはありません。件数でいうと大きな実力差がありますが、サービスでいうと、意外と大きな差でもないのだなと感じました。例で言いますと、0.387%の場合の借入100万円あたりの35年返済で毎月返済額を計算すると、¥2,546円/100万円となります。
当社の金利事例
0.457%
(基準金利:年2.775%)
- 全疾病対応
- 繰り上げ返済・金利タイプ変更の手数料無料
- 団体生活傷害保険も無料
上記がSBI住信ネット銀行で当社で対応できる金利です。SBI住信ネット銀行では、大手と当社では、金利だけを見ると明らかに負けていて、0.07%ほど負けています。上記と同様に借入100万円あたりの毎月返済額を分析しますと、0.457%の場合には¥2,577円/100万円となります。2020年3月までは同行は0.415%のキャンペーンを実施しており、その場合は¥2,558です。
なお、団信などの付帯するサービスには差はありません。
当社と大手、結局どちらかおトク?
金利差によるオトクの分析
SBI住信ネット銀行の場合、大手と当社のサービスの差は¥31円/100万円です。その差は年間に直すと372円となります。さらに、35年間に直すと13,020円の差となります。実際に、大手が提示する提携ローンは安いといえます。
もう少し具体的な例でいいますと、例えば4000万円の借入を起こすとなると、その差は40倍(4000/100)となります。つまり、大手仲介業者に仲介を受けるというだけで、当社との金利差は520,800円となります(キャンペーン期間中は195,840円)。
4000万円の借入で52.08万の差が生じるということは、仲介業務を依頼するにあたり、大手仲介業者を利用するだけで、1.302%の差の「おトク」となります(キャンペーン期間中は0.489%の差)。
職域ローン
お客様の勤務先によっては職域ローンという勤務先と銀行の提携があり、このような場合には勤務先というだけで、SBI住信では0.387%の金利を利用できる場合があります。この場合は大手仲介業者との差はありません。
メガバンクなど、ほとんどの銀行でも、同様の職域提携があります。大手企業に勤務されると、こういう面でも有利な部分はあります・・・(^^;
総合的なオトクの分析
金利の差
大手の仲介手数料は3%です。大手の場合、ポリシーでここを譲ることは、ほぼ皆無です。一方、当社の仲介手数料は最大で無料ですので、仲介手数料が無料の対象となる物件の場合には、実際には当社の方が1.698%ほど有利になる計算となります。物件によっては仲介手数料半額となる物件もありますが、その場合でもトントン(若干当社の方が有利)となると言えます。
繰り上げ返済
繰り上げ返済をすれば総支払金利は下がりますので、
その他の注意ポイント
上記の比較はあくまでも借りることができた場合です。仲介手数料無料であれば諸費用に回すべき自己資金を物件価格に回すことができます。お客様によっては、借りること自体の難易度が高いケースもあると思いますが、そのような場合には、仲介手数料無料の一択となるでしょう。
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