急ぎの最短で家を売る方法

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「早く売る」と「高く売る」。これらは、本来、矛盾するものです。本当に急ぐ場合には、早く処理できる買取に出す作戦がいいでしょう。高く売ろうと思えば一般個人に向けた売却がベターです。しかし個人が買う場合は各々の「好み」を重視するため、すぐに買い手が見つかるとは限りません。

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時間が読めない一般売出し

本来、高く売るには一般相場で一般個人向けに売るのが適切ですが、個人の場合は間取り・立地にこだわりがあります。家族の通勤先・通学先の都合だったり様々です。冷静に考えれば、プレミアが付くような都心の優良物件でない限り、高くと早くを両立するのは実際には難しいと思います。

期間は平均8か月

広告を使い、個人をターゲットにして売り出せば、業者買取よりはやや高く売れます。適正価格に設定すれば通常は売れます。ただ、ある不動産広告サイトの調査によると、売りに出してから売れるまでの期間は平均8ヶ月だったそうです。このように、長期の販売期間を許容するなら高値の追求も可能です。

通常の感覚では、個人の買主をターゲットにすれば、売却価格を抑えめにしても、活動期間は2ヶ月~3ヶ月は見る必要があります。

http://www.fudousan.or.jp/topics/1507/07_5.html

さらに、物件条件によっては個人の買い手が付かなかったり、売りづらい物件もあります。たとえば、古い物件、大きすぎる物件、住環境など厳しい物件などです。

至急で住宅、不動産を売却したい場合は、好みを物件の選定条件にしない買主であることが必要です。

意図的な高額査定

上の段落で適正価格と申し上げました。適正価格とは実際に売れる値段なのですが、不動産業者に査定を依頼しても、不動産業者が出してくる価格は、ほとんどが「出し値(当初の売却設定の価格)」です。不動産業者の査定を通して販売価格を知ることは、意外に困難かもしれません。売却の受託も競争なので、競合の手を考えて、売れる売れないにかかわらず、呼び込みのために、高い査定価格を提示するのです。急ぎで売る場合には、とくに査定は慎重に見極める必要があり、高い方を基準にしてはいけません。

ネットなどで一般向けに販売されているいる物件の売却価格はいろいろあります。ネットに出ている情報で相場観をつかむ場合には、安いほうを基準にしてください。

当社であれば、最初にお急ぎの趣旨をおおっしゃっていただければ、適切に査定します。だだ、後日、買取業者へ販売することを視野に入れて売り出すのであれば、最初に安く販売をすると、買取価格も連動して安くなることがあります。しっかり見極めて買取に先に出していれば買取なりに高く売れたものが、だらだらすると、買取でも安くなります。これは本当の失敗ですので、見極めは大切です。

本当に至急の場合は買取

スケジュールが読めない以上、急ぎでの売却するには専門の買取業者に売るのが実際には有効です。買取は下取りともいいます。専門の不動産業者が買い取ります。不動産会社が買う物件には好みがありません。なお、当社であれば、買取業者への仲介手数料は無料です。

買取ならどんな物件も対応

買取=業者の買取です。業者は好みがありませんので、どんな物件でも対応します。再販売時の事業性に合致すればいいだけです。買い手探しの為の広告期間や販売期間が一切不要です。プロであるがゆえ、相場観をしっかり持っています。ぶれることがなく購入の検討~申込まで、スムーズに進めることができます。また、状況によっては内見なしでも売却は可能です。

  • 即時に買取り価格を提示できる
  • 広告期間や販売期間がありません
  • オープンハウス(見学会)をすることもありません
  • 最短で翌日には契約でき、その2日後には決済ができます
  • ローン特約を付さないので契約後のキャンセルもありません

デメリットと、それ以上のメリット

一般人に売るよりも、若干のプライスダウンがあるのが、買取業者へ売却するデメリットです。業者の提示価格はプロの価格査定ですので、再販売時の価格からの逆算です。彼らの利益、リノベーション費用、購入経費などが踏まえて価格提示されます。業者の経費が乗る分、一般売却市場よりも安くなります。しかし、それ以上のメリットがあり、買取への売却も十分考慮の対象にはなりえます。以下の通りです。

  • 秘密の売却ができる
  • 柔軟な日程にも対応
  • 契約不適合責任の免除(売却後の責任がなくなる)
  • 現状のままの室内でOK!
  • 古い築年数でも対応
  • 深刻な問題の物件でも対応
  • 賃貸中でも対応可能
  • 実績多数の不動産業者が買主

とくに不動産相場の上昇とともに、業者の購入希望価格も上がってきていますので、購入時金額や、それ以上で売れるケースも出てきております。明確なスケジュールのなかで売却をご希望の時は、当社の仲介手数料無料の売却も、是非ご検討ください。

買主間に競合させる

買取でも買主間の競合により、価格のアップを狙うことは可能です。当社にご依頼いただければ、仲介業者は複数の買主業者様に「見積もり」(金額提示依頼)を出します。つまり、高いところから選択していけばいいのです。そのうえで、当社は売主様の「総代理店」となります。、面倒な交渉や手続きの調整は、当社が売主様に代わり取り仕切ります。契約条件合意のあとも、手続きも当社が一切を取り仕切ります。

複数の不動産エージェントがお金を手に競争

突然買取を提案されたら

これまで普通の販売活動をしていたが、売却が思うようにいかず、買取業業者への売却を提案されるケースがあります。時期的に買取もやむなしという判断もあるかもしれません。このような場合は危険です。売主さんの利益が損なわれる危険があります。まずもって、1社の候補しか提案してくれないようです。あまつさえ苦しい状況ですが、自社で買取保証をするというかもしれません。足元を見られている状況ですので、早々にその業者を切って、当社にご相談をするのがいいでしょう。

仲介委託契約の内容によっては、早々に業者を切れない場合もあります。その場合には売却委託の契約の終了期限が来れば、申し出により更新を停止できます。その後、当社にご相談をしてください。

業者の直接買い取りは?

このほかに、業者が直接買取るケースもあります。これは全く違うシステムです。なにより、直接買い取りの交渉先は1社限定となります。

ご存知の通り、買取業者は上場会社だけでなく、零細業者も含めると、非常に乱立しています。各買取業者は専門の買取担当を配置して日々しのぎを削っています。俗に「お腹がすいている」というような言い方をしますが、物件在庫数が足りない業者は毎月変わります。当社では、その時々のタイミングで最良の売り先を判断していきます。

この記事の作者

2010年から(株)ロータス不動産代表。宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター他。デリードコーポレーション(現株式会社セレコーポレーション)でマンションのマーケティング・商品企画を、ヤマト住建株式会社で建売分譲の開発と販売を経験しました。早稲田大(法)95年卒。在学中は早大英語会に所属。

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